1/20(土) 23:20配信
 【ローザンヌ(スイス)時事】20日、スイスのローザンヌで行われた国際オリンピック委員会(IOC)と韓国、北朝鮮各オリンピック委、平昌五輪組織委との4者会談で、2月9日に韓国で開幕する同五輪への北朝鮮参加が正式に決まった。3競技の22選手と役員らを含む合計46人の選手団が派遣される。

 アイスホッケー女子は五輪初の南北合同チーム。北朝鮮12選手を韓国代表に加え、メンバー登録は特例として35人まで許可されるが、試合のベンチ入りは他のチームと同じ22人に限定。うち最低3人は北朝鮮選手とする。試合前に流す国歌に代え、朝鮮半島の民謡「アリラン」を使用する。

 フィギュアスケートのペア1組、スピードスケート・ショートトラック男子の2人、スキーのアルペン種目とノルディック距離の男女各3人にも追加出場枠を与えた。フィギュアのリョム・テオク、キム・ジュシク組は昨年9月に出場枠を獲得していたが、申請期限に出場意思を示さなかった。

 開会式では合同入場が復活する。選手団は「コリア」を名乗り、同じユニホームで行進。旗手は南北1人ずつ男女で務めるなど前例を踏襲する。バッハIOC会長は「きょうは長い道のりの節目。五輪精神が双方にもたらされる素晴らしい一日になった」と声明で述べた。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180120-00000123-jij-spo