代償は、億単位か。俳優、渡辺謙(58)の不倫騒動で、渡辺の妻で女優の南果歩(53)との離婚が不可避の状況になっているという。

 南は一昨年3月に乳がんの手術を受けており、昨年、出席した乳がんの早期発見を促すシンポジウムでは「精神的な疾患が出て、別の闘病が始まった」と告白し、暗に渡辺の不倫を非難して話題になった。

「公の場所でこんなコメントをすれば大きく報道され、離婚が取り沙汰されるのは目に見えている。それを十分にわかった上での発言です」とスポーツ紙芸能記者は言う。

 離婚に際しては、結婚後のふたりの共有財産はすべて慰謝料として南に譲るとみられ、東京・世田谷区に建てた6億円豪邸などがそれに当たる。不倫の代償は高くついた形だが、さらに精神的疾患を負わせたとなれば慰謝料はハネ上がる。

「法律に慰謝料の算定基準が明確に定められているわけじゃありませんが、不貞行為を理由に離婚する場合、その行為によって負った苦痛の度合いや夫の年収などが考慮されることになっています。慰謝料とは、精神的苦痛への慰謝が本来の意味するところなのです」と法律関係者は言う。

■「関係修復は難しい」

 では、ハリウッド俳優である渡辺謙の稼ぎはどのくらいなのか。

「よく言われるのが、向こうの俳優のギャラは日本とはヒト桁違うということ。ハリウッド版『ゴジラ』で渡辺のギャラは推定5億円。ブロードウェーミュージカル『王様と私』ではトニー賞候補にも挙げられ、さらにアップしていてもおかしくない。昨年もハリウッド版ゴジラの続編『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ』の出演が決まり、渡米しました。ハリウッドでのギャラの高騰によって日本でのギャラもアップするので年収にしたら10億円以上かもしれません」(芸能プロ関係者)

 昨年7月に開いた記者会見で渡辺は「ゆっくり軌道修正をしているところ」としていた。一方の南もシンポジウムで「怒らない、悲しまない、嘆かないという3つのことをしています。ネガティブな方向へはいかないように」と語った。ともに夫婦関係の修復を目指しているようにも聞こえるが……。

 ベテラン芸能記者の青山佳裕氏はこう言う。

「修復は難しいと思います。新居には南さんのお母さんとお姉さんもいて、帰るに帰れない。すでに謙さんの身の回りの物が運び出されたという情報もある。熟年離婚はほぼ確定的で、そのXデーがいつになるかという段階だと思います」

 最近は東京を離れ、芸能プロ幹部が所有する軽井沢の別荘に滞在しながら仕事をこなしていた渡辺。慰謝料もハリウッド級になりそうだ。

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離婚は不可避か?(C)日刊ゲンダイ
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