2016年、世界中で大ヒットを記録した新海誠監督の長編アニメーション映画『君の名は。』。米「Gizmodo」が発表した2017年ベスト映画ランキングでは、『スターウォーズ/最後のジェダイ』、『ワンダーウーマン』を抜き、1位に選ばれた押しも押されぬ名作映画であるが、実はヒロインの友人が雑誌『ムー』の愛読者であるなど、オカルト色の濃い作品でもあるのだ。


■不吉すぎる“ドクロ型天体”が地球に接近中

『君の名は。』では、1200年ぶりに地球に接近する「ティアマト彗星」をめぐって話が進むが、現実ではアニメさながらの、いやそれ以上に奇妙な自然現象が起こっている。科学ニュース「Science Alert」(12月22日付)によると、なんと、“ドクロ型”の小天体が地球に向かって突き進んでいるというのだ!

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 ドクロそっくりの小天体「2015 TB 145」は、その姿かたちもさることながら、2015年10月31日のハロウィーンにも地球に最接近しており、ただならぬ存在感を示している。そして今回、この不吉な小天体がはやくも2018年12月初旬に地球に舞い戻ってくるということが分かり、世界中に不安が広がっているのだ。

 さらに恐ろしいことに、その直径は約700mあり、『君の名は。』に登場する「ティアマト彗星」の断片(直径40m)の15倍以上もある。もし地球に落下したら町一つが壊滅するどころの話ではない。2002年に地球に最接近した直径300mほどの小惑星「2001YB5」でも、フランスを丸ごと引き飛ばす威力を持っていたと言われているのだ。海上に落下したとしても、大津波・大地震による多数の犠牲者が出ることが予想される。


■地球衝突の確率は?

 アンダルシア天体物理学研究所の研究者パブロ・サントス・サンス氏は、今回のドクロ型天体は「地球と太陽の距離の3.7倍の位置を通過する」と語っており、地球に衝突する可能性はいまのところ危険視されていないようだ。しかし、海外ネット掲示板「reddit」のユーザーの中には、71%の確率で衝突すると計算している者もいるという。ここでトカナ的な考察を加えておこう。

 昨年、世界中の天文学者のド肝を抜いた葉巻型小天体「オウムアムア」は、その異常な軌道と形から、人工天体疑惑が持ち上がっており、トカナにコメントしてくれた世界的宇宙物理学者も「太陽系に観察器をばら撒いた可能性」を指摘している。もしかしたら、今回のドクロ型天体も、その余りにも不自然な形状から、宇宙人製の人工天体である可能性もあるだろう。さらに言えば、地球に壊滅的被害をもたらすとかねてより噂されるニビル(プラネットX)である可能性も否定できない。

https://news.infoseek.co.jp/article/tocana_56610/
https://news.infoseek.co.jp/article/tocana_56610/?p=2

「なにをバカな……」と思われる読者もいるかもしれないが、ここで『君の名は。』の教訓を思い出しておこう。(ややネタバレになるので注意)。

 作中でティアマト彗星が糸守町に落下することなど誰も信じようとしなかった中、唯一、ヒロイン・三葉の予言を信じたのは『ムー』の愛読者である友人・テッシーだけだった。エヴェレットの多世界解釈やティアマト彗星の人工天体説など、オカルト的な話に慣れ親しんでいた彼だからこそ、三葉の言葉を真剣に受け止めることができ、結果的に糸守町の人々の命を救えたのである。

 これはもちろんフィクションではあるが、現実世界でもオカルト的な想像力が的中することは往々にしてあるものだ。たとえば、先日もこれまでオカルトとして見向きもされなかった「月空洞説」が事実であったとJAXAが認めたばかりである。是非ともトカナ読者には、最もエクストリームな可能性も含めてあらゆる可能性に柔軟に対応する心構えいて欲しい。
(編集部)