出場歌手と曲目
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大みそか恒例の第６８回ＮＨＫ紅白歌合戦が３１日午後７時１５分〜１１時４５分、放送される（途中５分間のニュース中断あり）。

　平成３２（２０２０）年の東京五輪・パラリンピックに向け、３１年の第７０回までは「夢を歌おう」をテーマに掲げて開催する。

　総合司会はコント番組「ＬＩＦＥ！〜人生に捧げるコント〜」で座長を務める内村光良さん。紅組司会は昨年に引き続き、女優の有村架純さん、白組司会は人気グループ、嵐の二宮和也さんが務める。

　ＮＨＫは、来年９月での引退を表明している安室奈美恵さんと連続テレビ小説「ひよっこ」の主題歌を歌った桑田佳祐さんの出演を目玉の一つと位置付け、１１月１６日の出場歌手発表後も交渉を続けてきた。１２月後半になって「特別出演」の形で両者の出場が実現した。

　昨年、「審査方法が分かりづらい」との声が多かったことを受け、今年は視聴者が対戦ごとに１票、データ放送のボタンで投票できる仕組みとなった。

　このため、ＮＨＫでは「対戦」を重視して、組み合わせを決定した。トップバッターは初出場同士となる白組「Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰ」と紅組「Ｌｉｔｔｌｅ　Ｇｌｅｅ　Ｍｏｎｓｔｅｒ」の対戦。ほかにも、Ｋ−ＰＯＰグループとして６年ぶり出場のＴＷＩＣＥは三浦大知さんと、郷ひろみさんはバブリーダンスで有名な大阪府立登美丘高校ダンス部との共演で島津亜矢さんと対決するなど、多彩な組み合わせで争われる。椎名林檎さんとトータス松本さんの２人は対戦ではなく、コラボレーションの形で「目抜き通り」を披露する。

　２２組目の最後の対戦に選ばれたのは、石川さゆりさんとゆず。ＮＨＫは、石川さんの「津軽海峡・冬景色」は「２０２０年東京五輪・パラリンピックに向け、世界に向けて発信できる日本が誇る名曲」と説明。ゆずの「栄光の架橋」については、アテネ五輪のＮＨＫテーマソングであり、「聴く人の夢を後押しする応援歌として、テーマの『夢を歌おう』に一致する」と説明している。

　最後を締めくくる「蛍の光」の指揮者を１１年連続で務めた作曲家の平尾昌晃さんが７月に死去。今年は平尾さんの後を、作曲家の都倉俊一さんが引き継ぐ。

2017年12月31日 6時3分 産経新聞
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