>>1 追加ソース

■香川が今季4点目!ドルトムントがシュテーガー新監督の初陣飾る/ブンデスリーガ第16節

■ブンデス第16節 マインツ 0-2 ドルトムント

ドルトムント:パパスタソプーロス(55分)、香川(89分)

https://soccer.yahoo.co.jp/ws/game/top/11046010

現地時間12日、ドイツ・ブンデスリーガ第16節が行われ、香川真司の所属するドルトムントは敵地で武藤嘉紀の所属するマインツと対戦し2-0で久々の勝利を手にした。
先発した香川はフル出場を果たし、終了間際に今季公式戦4点目となる追加点を挙げた。背中の負傷からの復帰を目指す武藤はベンチ入りメンバーから外れている。

公式戦9試合勝利のなかったピーター・ボス監督を解任したドルトムントは、後任として今シーズンのケルンでリーグ14試合未勝利の末に解任されたばかりのピーター・シュテーガー監督を招聘。
この驚きの監督人事の裏では、ホッフェンハイムを率いるユリアン・ナーゲルスマン監督をシーズン終了後に引き抜くとの報道もあり、そのナーゲルスマンがスタンドから視察(週末にドルトムントと対戦)する中で注目の初陣となった。

試合は立ち上がりから地力で勝るドルトムントがボールを支配するものの、なかなか攻撃のスイッチが入らず、シュートチャンスの少ない展開に。
むしろ決定機の数ではカウンターを狙うマインツの方が上回っており、7分にはスアト・セルダルのシュートがクロスバーを叩いた。

パス回しが単調で、誰がチャレンジするのか、どこでリスクを冒すのかがチームとして見えてこないドルトムントは、エースのピエール=エメリク・オーバメヤンにいい形でボールが入らず、怖さのある攻撃を仕掛けることができない。

右のインサイドハーフでプレーする香川はボールを受ける位置がやや低く、仕掛けるよりもつなぐプレーを重視。32分にはペナルティーエリア手前から左足でミドルシュートを放ったが、精度を欠きゴール上へと外れた。

41分、カウンターからユリアン・ヴァイグルの浮き球パスにオーバメヤンが抜け出すも、滑り込みながらのシュートはゴール右へ。前半のボール支配率は65%でドルトムントが上回ったものの、、シュート数は6対5でマインツが上回る結果となった。

どちらも積極的にはリスクを冒したがらず、手堅い内容でスコアレスとなった前半を経て迎えた後半、試合が動いたのはセットプレーだった。
55分、左サイドからのFKを香川が右足で蹴ると、ファーサイドのウメル・トプラクが頭で合わせるも右のポストを直撃。しかしこのこぼれ球をソクラティス・パパスタソプーロスがボレーで叩き込み、ドルトムントが先制する。

ここで畳み掛けるのが以前のドルトムントだが、反撃に出たいマインツが攻勢を強めたこともあり、シュテーガー新監督はバランスを取ることを優先する。
70分、唯一“仕掛け役”としてアクセントを加えていたクリスティアン・プリシッチに代えてマハムード・ダフードを投入。これによって香川がプリシッチの務めていた左のウイングに移り、ダフードがインサイドハーフに入った。

しかしこれがなかなか機能しないことを受け、香川がサイドもこなせるラファエル・ゲレイロとポジションチェンジして香川は再びインサイドハーフとして中央でプレー。
すると79分、ショートカウンターからエリア内右を抜けたアンドリー・ヤルモレンコの折り返しをゴール前でフリーの香川が合わせる。しかし、この絶好機をGKの足にブロックされてしまう。

またも決定機を逸してしまった香川だが、終了間際の89分にようやく歓喜の瞬間が訪れる。香川のパスに抜け出したオーバメヤンがGKをかわし、戻ったDFにシュートコースを防がれた中でラストパスを選択。
走り込んだ香川が今度はキッチリと決め、ドルトムントが大きな追加点を挙げた。

2点リードを得たドルトムントは、残り少ない時間でマインツの反撃をゼロに抑え、新監督の初陣を飾っている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171213-00000038-goal-socc