倒れたトップランナーを介助 17歳の少女の決断に称賛の声
2017年12月12日 11:17 スポニチ Sponichi Annex スポーツ
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ゴール手前でセルフさんを助けた17歳のルターマンさん Photo By AP
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10日に行われたダラス・マラソン(米テキサス州)の女子リレーの部(5人)に出場した地元ダラスの高校生、アリアナ・ルターマンさんの“最後の決断”が注目を集めている。

リレーのアンカーだった彼女は残り3キロ付近でフルマラソンの部で先頭を走っていたチャンドラー・セルフさんをとらえて併走したが、脱水症状を引き起こしていたセルフさんはゴール手前100メートルあたりで転倒。しかしルターマンさんはセルフさんに手を貸して立たせ、その後何度も倒れかかった“トップランナー”を抱きかかえるようにしてフィニッシュ・ラインを通過させた。

ニューヨーク在住の精神科医でもあるセルフさんは2時間53分58秒で優勝。AP通信によればセルフさんの家族は「彼女(ルターマンさん)こそ勝者に値する」と17歳の少女の行為を称賛し、ソーシャルネットワークでは「大きな心の持ち主によるドラマティックなフィニッシュ」として瞬く間に世界に広まっていった。