活動休止中の英人気グループ、ワン・ダイレクション(以下1D)のハリー・スタイルズが7・8日の両日、
東京・EX THEATER ROPPONGIでソロでは初となる来日公演を開催した。「日本と東京が大好きだか
らここでツアーを終えたかった」というハリーは、1Dの楽曲を含めた計15曲を披露し、9月にスタート
させたワールドツアーの第1部を東京で締めくくった。

スタジアムクラスの会場でライブをしていた1D時代には考えられないような至近距離で見られる会場
とあり、スーツ姿にギターを抱えたハリーが登場すると、アリーナ前方ブロックがステージに向かって
一気に圧縮。会場はいきなり興奮のるつぼと化した。

1D時代同様、さまざまな日本語でリップサービスするハリーは「ただいま。こんにちは、ハリーです」
とあいさつし、お得意の「ガンバリマース!」宣言も。「元気ですか?」と呼びかけ、観客から「元気!」と
声が返ってくると、「楽しんでネ」「チョーかわいい」「日本に住みたい」「帰りたくない」と旺盛なサービス
精神でファンを歓喜させた。

時にギターを演奏しながら、時にハンドマイクでステージを縦横無尽に走り回りながらソロ1stアルバム
『ハリー・スタイルズ』の全収録曲を披露。さらには1Dの「ストックホルム・シンドローム」「ホワット・メイク
ス・ユー・ビューティフル」をロックアレンジで歌い、アリアナ・グランデの「ジャスト・ア・リトル・ビット・オブ
・ユア・ハート」もカバーした。

最終日のアンコールでは、フロアを見下ろすバルコニーに現れると、マイクを使わずにアコースティック
ギター弾き語りでリトル・ビッグ・タウンの「ガール・クラッシュ」を熱唱。ラストはソロデビュー曲「サイン・
オブ・ザ・タイムズ」でフィナーレを迎え、投げキスを振りまいてステージを後にした。

 なお、来年は規模を拡大したツアーで再来日することが決まっており、5月10日に兵庫・神戸ワールド
記念ホール、5月12日に千葉・幕張メッセ公演が行われる予定。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171211-00000300-oric-musi