J1定着を目指す来季へ、北海道コンサドーレ札幌が新戦力獲得に向け、本格的に動き出した。J1浦和MF駒井善成(25)に完全移籍のオファーを出したことが8日までに分かった。

クラブが補強の最大ポイントとする両サイドの一番手として、来季監督を務めるミハイロ・ペトロヴィッチ氏(60)に重用された駒井に対し、今オフ最初の正式オファーを提示。戦力増強へ他の候補との交渉にも次々と入っていく。

 来季補強の一番手の獲得へ、札幌が動き始めた。浦和の駒井について、札幌のクラブ幹部は「正式オファーを出しました」と明かした。関係者によれば、5日に浦和側に対し、意志を伝えているという。高い技術と速さを生かした突破力が武器の駒井を完全移籍で獲得すべく、本格交渉に入った。

 今オフ、クラブは補強の最大ポイントとして「両サイド」を挙げている。中でも、来季監督就任が内定しているペトロヴィッチ氏の浦和監督時代に約1年半、指導を受け、右サイドで41試合に起用された駒井には以前から注目。

新監督の下で能力を最大限発揮できる選手と判断し、シーズン中に獲得方針を固めていた。クラブ幹部が「正式に打診したのは駒井が最初」と話したように、誰よりも早い声がけで誠意を示し、獲得を目指す。

 現在、浦和はクラブW杯出場のため、UAEの首都アブダビに滞在している。大会中は浦和側と代理人との交渉を続け、駒井本人には帰国後に直接会う方向。その席で「戦力として不可欠」という熱意を伝える。

 来季について、クラブ幹部は「今年のチームをベースとして、そこに肉付けしていく形となる」と説明。大量補強は考えておらず、ピンポイントで的確な戦力強化を図り、2018年を戦う方針でいる。駒井を手始めに、今後は他の候補選手にも正式オファーを出し、本格交渉に入る。J1でのクラブ最高タイとなる11位となった今季の成績を上回るべく、準備を着々と進めていく。

12/9(土) 5:53配信 スポーツ報知
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171208-00000294-sph-socc

写真
https://amd.c.yimg.jp/amd/20171208-00000294-sph-000-2-view.jpg