2017.12.8(Fri)
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野村沙知代さんを悼んで手を合わせる浅香光代と世志凡太=東京・浅草
元プロ野球監督・野村克也氏(82)の妻でタレントの8日に死去した野村沙知代さんとバトルを繰り広げた女優・浅香光代(89)が同日、東京・浅草の自宅で取材に応じ、
「アタシよか長生きすると思ってたのに、人間って分からない。こうなったら仏になりましたから、安らかにと手を合わせるしかないです」と悼んだ。
浅香はテレビなどを舞台にした沙知代さんとの舌鋒バトルを繰り広げ、“ミッチーVSサッチー騒動”と連日、ワイドショーなどメディアをにぎわせた。
沙知代さんからは名誉毀損で訴えられ、敗訴していた。裁判は2004年に二審も沙知代さんが勝訴する形で終結したが、その後、会うことはなかったという。
この日、夫の世志凡太とともに取材に対応し、「アタシよか長生きすると思ってたのに、人間って分からない。こうなったら、仏になりましたから、安らかに、と手を合わせるしかない」
とサッチーとのバトルを水に流し、終結宣言。
「あんなに(バトルに)火がつくと思ってなかった。後悔っていうか、普通に言ったつもりがだんだん大きくなっちゃって、ひどくなっちゃった」と振り返った。
最後に沙知代さんに声をかけるとしたら、と聞かれると「皆さまの気分を悪くしないように、(来世では)静かにしてほしいと思います」と語った。
浅香は沙知代さんが1996年に衆院選に出馬した際、アメリカの名門、コロンビア大学に留学経験があると学歴を詐称したとし、99年7月に東京地検に刑事告発。
99年8月には沙知代さんの過去のプライバシーや言動について悪口が欠かれた匿名の手紙を週刊誌記者に見せ、記事に引用させたことなどで名誉毀損が成立したとの判決となった。
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