>伊勢ケ浜親方から穏便に示談で和解できないか、という趣旨の話を持ちかけられたそうです。
だが、貴ノ岩の頭は切れて、流血していた。
貴乃花親方は伊勢ケ浜親方が暴行を軽く見ているように感じたそうで、弁護士らと相談する一方、
他の同席した関係者にも事情を聞いた上で、貴ノ岩を帯同して鳥取まで出向き、被害届を出したそうです。
貴乃花親方は当初、九州場所がはじまるまでに相撲協会が伊勢ケ浜親方、日馬富士から事実関係を調査し、
何らかの処分を公表してくれると願っていた。
しかし、伊勢ケ浜親方からはその後、アプローチもなく九州場所に日馬富士は何事もなかったように出場していた。
『こちらがやられているのに、何も言ってこない』と貴乃花親方はかなり不満だったようだ」(同前)

 日本相撲協会は14日、暴行が発覚した日馬富士の九州場所休場について頑なに
「左腕の負傷によるもので、問題を受けての謹慎ではない。
あくまで診断書が出ての休場であり、罰ではない」などと説明した。

「例えば、日馬富士が記者会見を開き、謝罪し、九州場所は自ら謹慎して休場していれば、被害届を下げたはず。
貴乃花親方は当初、『ことを大きくはしたくない』などと言っていましたから。
このままだと暴行事件がうやむやにやり、相撲協会にもみ消されてしまうと危機感を募らせたようです」(同前)

 相撲協会は過去にも時津風親方や朝青龍の暴行事件などを隠ぺいしようとし、問題となったこともあった。
https://dot.asahi.com/wa/2017112300018.html?page=1