プロゴルファーの東尾理子さん(41)が、第3子を授かったことを自身のブログで報告。第2子を授かった時に
胚盤胞まで育った凍結胚をお腹に迎え、妊娠5カ月になったという。

 妊娠の報告に続き、東尾さんはブログに「妊娠適齢期」という記事を掲載。41歳で妊娠したことについて、
「現代に生き、日本という国に生まれたからこそ、子供を授かる事が出来ました。50年前だったら、
違う国だったら、、、きっと私は我が子を抱っこ出来る事は無かったと思います」と綴った。さらに
「平均寿命、そして健康寿命はどんどん伸びてますが、女性の妊娠適齢期はそれに比例しません。
同じままです。20代後半が、女性の身体が一番妊娠に適している年齢です。30代から妊娠力は
低下していきます」と、妊娠出産にはタイムリミットがあると改めて警鐘を鳴らした。

 東尾さんは09年に石田純一さんと結婚。既に30歳を超えていたこともあり、すぐに「妊活」を
始めたという。東尾さんは漫画家の小林裕美子さんが不妊治療体験を綴った『それでも、産みたい』
(新潮社)のレビューで、自身の経験も踏まえながら不妊や子育てについて語っている。

「私は2012年に36歳で長男を、16年に40歳で長女を、いずれも体外受精で出産しました。もともと
子供が欲しいと結婚前から希望していたので、09年に結婚してすぐ、いわゆる『妊活』を始めたのですが、
当初は『妊活』という言葉自体も知らなかったくらいで、そもそも不妊治療にどんな方法があるのかさえ、
知りませんでした。(中略)体外受精には、薬の副作用、高額な治療費、頻繁に通院するための時間のやりくり、
夫婦間の意見の相違、精神的なストレス、妊娠しなかった時のやめどき……と、様々な不安や心配がつきまといます。

 子供を産んでみたいのか、自分の遺伝子を残したいのか、子育てがしてみたいのか、家族を持ちたいのか
――作中で小林さんも自問自答を繰り返し、養子縁組について調べたりもしていましたが、体外受精によってで
なくても、『子供を持つ』ということそれ自体が、自分が根本のところでどう生きたいと希望しているのかを
見極める作業でもあると思うんです。それは30代から始めるより、20代から考え出した方が選べる道が多い分、
絶対に良くて」

 東尾さんはブログでは「私は本当に幸運にも第3子を授かりました。けど、ここまでの道のりは、
決して簡単なものでもなく、楽なものでもなかったです。そしてこれからの子育てにおいても、
もっと若くに産んでいたら…と思う事は、更に増えてくると思います」とも告白している。そのうえで
「多くの方が(女性だけでなく、もちろん男性も)、特に学生のみなさんが、自分のキャリアや
家族像を計画、想像する時に、生殖について正しい知識を持ち、望んだものを幸せにおくれる事を
願ってます」と、メッセージを送っている。

デイリー新潮編集部

2017年11月17日 掲載

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171117-00533004-shincho-life