シート打撃終盤、キャッチャーマスクとプロテクターを装着した中井は、どっしり腰を落としてキャッチャーミットを構えた。
「基本的には真っすぐのサインを出して、あとはピッチャーの投げたいように任せました。サマになっていた? いやいや、全然ですよ」。
非常事態に備え、15日の練習からブルペンでキャッチングを始めたばかりだったが、2日目にして早くも“実戦デビュー”となった。

潜在能力と適性は「二重丸」だろう。中川、坂本工とバッテリーを組み、変化球やワンバウンドも難なく処理。
ホームベースに土がかぶればすかさずホウキで掃除するなど、どこか手慣れた動きは捕手そのものだった。
キャンプ第1クールのシート打撃では石川が捕手を務めたが、村田ヘッドコーチは「慎吾(石川)より中井のほうがうまい。上手に捕っていた」とうなった。

打撃でも中堅フェンス最上部直撃の大飛球を放つなど、攻守に存在感。
高橋監督は「ドカベン? そんなに太ってはいないでしょ。防具をつけてるからじゃない?」と笑いながらも
「(他の若手より)1軍で試合に出ているし、経験は多い。違いは見せてくれないと」と満足そうだった。

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11/17(金) 6:05配信