プロ野球で戦力外となった選手らを対象とした12球団合同トライアウト(入団テスト)が15日、マツダスタジアムで行われ計51選手(投手26、野手25)が参加した。
12球団の編成担当が視察に訪れる中、巨人・川相2軍監督の次男である前巨人の育成・川相拓也内野手(26)は4打席無安打に終わった。
今後は不参加の選手を含め、戦力外選手との契約や個別の入団テストが可能となる。

川相は4回目の打席で投ゴロに倒れると、苦い表情を浮かべながらベンチへと戻った。
1ボール1ストライクからの状況で行うシート打撃では前中日の野村らと対戦し、四球、二飛、左飛、投ゴロと結果を残せなかった。
それでも「打てなかったけど、守備の方は堅実に守ることができた」と自身の遊撃での守備などを前向きに振り返った。

14年に育成ドラフト2位で巨人に入団。
通算533犠打の世界記録を持つ、父と同じユニホームに袖を通したが、3年間で支配下登録には届かず。
川相2軍監督からは「来季の戦力構想に入っていない」と直接告げられ、10月に戦力外通告を受けた。
「トライアウトは受ける気だった。(父からは)『精いっぱいやれ』と」。強いエールで送り出され、この日を迎えた。

思いはNPBでの現役続行。独立リーグなどの可能性については「これから考えます」と話した。
巨人ではかなえられなかった背番号2ケタへの再挑戦へ。吉報を待つ。

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11/16(木) 6:05配信