14日深夜放送のラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ)で、お笑いコンビの爆笑問題が、最近の若手芸人の風潮に声を荒らげた。

番組で太田光は、お笑いを感動路線に持っていく最近の番組づくりに疑問があると話し始める。例えば、売れない若手芸人が人気芸人に弟子入りし、成長していく姿を追ったドキュメンタリー番組
「笑あがき〜崖っぷち芸人成り上がり実録〜」(NHK総合)がそうだという。

太田は続けて、ピース・又吉直樹の著書「火花」などを挙げ、作中で描かれる青春群像が現実でもありがちだというのだ。「作品としてはありだけど」としつつ、
「本気でそうなっちゃうとさ、お笑いが気持ち悪いことになるだろ!」と指摘すると、相方の田中裕二も「そうなんだよね〜」と同意したのだった。

また太田は、ビートたけしが自ら歌う「浅草キッド」の作詞作曲を、芸人としてのブレーク後に手掛けたことに言及。「浅草キッド」では、たけしが貧しくても夢を捨てなかった浅草での修行時代が描かれている。

「大物、あそこまでいった人(たけし)が振り返った時に、あそこっていう…」と語ると、田中も「感動すんのは、そういうのをずっとバカにして、世の中で売れてきたたけしさんが実は(やったっていう)」と熱っぽく同調した。

田中はさらにヒートアップし、「それがいいの!バカ野郎!」「最初っからそれをやろうと思ってる奴は、お笑いなんかやるな!そんな奴はお笑いには向いてません!」などと止めどなく発言。
太田も「本当、ダメ!」と同意し、いつか売れると信じて頑張る自分に酔ってしまう、最近の若手芸人に苦言を呈した。

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2017年11月15日 15時48分 トピックニュース