WBCやシリーズがやたら長時間試合になっているきっかけは、やっぱり
2010年の日本シリーズだろうね。

不人気を噂されていた中日-ロッテの組み合わせだったのだけれど、最終二戦が
2試合続けて延長に次ぐ延長となり、予定時間を超えて後番組の時間帯に
食い込めば食い込むほど視聴率をぐんぐん上げ、最終戦はとうとう
20%を超えて、この年の野球の最高視聴率を獲得してしまった
(22時過ぎの視聴率はなんと28%を超えている)

「あんな不人気カードでも高視聴率が出せるのか!」
「延長すればするほど、後番組を待っている視聴者まで取り込めるんだな!」

というセコい思いつきにすがりついたのか、以後プロ野球はわざわざ後番組に
高視聴率の見込める連ドラや映画を配し、延長に次ぐ延長を演じてみせる。

6時半開始、9時終了予定なんていう、絶対に放映予定時間内に終わりっこない
バカみたいな予定を組んで当たり前のように延長、後に押しやられた後番組の
数字を壊滅させてきたため、さすがに数年前から待たされた視聴者ばかりでなく
「俺たちの番組の数字をいけにえにするな!」と局内外各方面から 怒りの火の
矢が降り注ぎ、かえって通常の延長中止、時間内で放送を打ち切るスタイルを
促してしまった。

しかし日本シリーズだけは試合終了まで放映しなければならない規程があるため
好き放題にダラダラ試合を演じている


■2010年のプロ野球最高視聴率試合

11/6(土) 18.9% 18:00-24:04 CX* 日本シリーズ第6戦 中日×千葉ロッテ
11/7(日) 20.6% 18:00-23:14 CX* 日本シリーズ第7戦 中日×千葉ロッテ


▼時間ごとの視聴率
11/6 CX*
18-19 13.9%
19-20 14.4%
20-21 15.9%
21-22 22.2%
22-23 23.6%
23-24 23.7%  ★

11/7 CX*
18-19 16.2%
19-20 15.9%
20-21 17.2%
21-22 23.4%
22-23 28.4% ★