オリンピックを題材に宮藤官九郎のオリジナル脚本で制作される2019年放送のNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」の出演者発表会見が1日、NHK放送センターで行われ、オリンピックに初めて参加した日本人であるマラソンランナーの金栗四三の盟友・三島弥彦役で生田斗真が出演することが発表された。

 大河ドラマとしては33年ぶりに近現代を舞台とし、1912年に日本がオリンピックに初参加してから、1964年に東京オリンピックが開催されるまでの激動の52年間を、歴史に翻弄(ほんろう)されたスポーツマンたちの姿を通して描く本作。
会見には、ダブル主演を務める中村勘九郎と阿部サダヲも登壇した。

 出演者としてこの日発表されたのは綾瀬はるか、大竹しのぶ、中村獅童、生田斗真、竹野内豊、役所広司、杉本哲太、杉咲花、永山絢斗、勝地涼、古舘寛治、ピエール瀧、シャーロット・ケイト・フォックス、古今亭志ん生(語り)の14人。

 生田は「代表選手に選ばれたというような気持ちでいっぱい」と感激の表情を浮かべ、「宮藤さんの作品に出る時は裸にさせられることが多くて……。今回も裸になる予定がございます」と恥ずかしそうに明かすと、「お茶の間のみなさんに恥ずかしくない、よい身体づくりをしていきたいです」と意気込む。そして「スポーツ万能という設定なので、走る練習もしていきたい」とも話した。

 また、金栗四三の妻・春野スヤを演じる綾瀬は「非常にわくわくしています。以前大河ドラマに出演させてもらった時に朝の撮影がNHKの職員さんと同じ時間で、職員さんになった気分で密かに楽しみだったのを思い出します。頑張ります」としみじみ。
ストックホルムオリンピック日本選手団監督役の竹野内も17年ぶりの大河ドラマだといい、こちらも感慨深げに「(演じる)大森兵蔵は今思うととにかく先を行っていた方。その辺りのことも楽しみに演じていきたいです」とコメント。

シャーロットは、NHK連続テレビ小説「マッサン」で外国人として朝ドラ史上初めてヒロインを演じ話題となり、今回の大河ドラマ出演で再び話題を呼びそう。スピーチはすべて日本語で行い、「またNHKで仕事ができてうれしいです。わたしの大好きな日本で行われるオリンピック、パラリンピックを応援するものになります。日本のみなさん、いつもわたしに愛と勇気をくれて本当にありがとうございます」と感謝を述べた。

 ずらりと並んだ豪華な登壇者に勘九郎は「さすが大河。この豪華なメンバーときっと楽しく撮影ができると思います」とにっこり。阿部も「新しい面白い大河が出来れば」と気持ちを引き締めていた。(取材・文:名鹿祥史)

大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」は2019年1月よりNHKで放送

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