北野武監督の新作映画「アウトレイジ 最終章」が観客動員数100万人を突破した。

 10月7日に公開され、同30日に100万人の大台を達成。
公開から4週がたっても週末動員ランキングでトップ10にランクインし、勢いは衰えない。

 その要因は、圧倒的なリピーター率の高さだという。裏社会に生きる男たちの抗争を描く人気シリーズの第3弾で今作で完結。
西田敏行、大杉漣、ピエール瀧らコワモテ俳優が集結し、怒号と銃弾が飛び交うバイオレンス満載の作品だ。配給関係者によると、
熱心なファンの間で「二度とアウトレイジ(極悪非道)たちに会えなくなる」という“悪人ロス”が広がり、
映画館に何度も足を運ぶ人が増えている。

興行収入でも、前作「アウトレイジ ビヨンド」の14億円を超えてシリーズ最大のヒットとなるのは目前だ。

 「アウトレイジ」は完結したが、北野監督は新たなバイオレンス作品への意欲を燃やしている。
初日舞台あいさつでは「次にやるときは日本の役者オールスターズでやりたい。
仲代達矢さんも500円で出てもらおうと考えている」と豪語。「アウトレイジ」を超える“北野バイオレンス”が期待できそうだ。

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