兄に続き、プロの舞台で飛躍を目指す。26日のプロ野球新人選手選択(ドラフト)会議で巨人の5位指名を受けた日立製作所の田中俊太(24)は、
広島の主力としてセ・リーグ2連覇に貢献した田中広輔(28)の弟。
「自分も同じ舞台に立ちたいと思っていた。まずは守備でアピールしたい」と意気込む。

◇「まずは守備でアピール」

今季35盗塁でリーグ盗塁王の兄と同じ右投げ左打ちの内野手。
神奈川・東海大相模高2年時の2010年に夏の甲子園で準優勝し、翌春はセンバツ制覇。
東海大に進んでプロを目指したが、卒業時はドラフトにかからなかった。
だが2年間在籍した日立製作所で「守備ではしっかり足を使って打球の正面に入り、打撃ではシンプルにボールにバットをぶつける。
一つ一つのプレーの基礎を改めてしっかり教えてもらった」。
走攻守そろった1番打者として昨年の都市対抗準優勝などに貢献し、プロの目に留まった。

高校、大学の先輩でJR東日本から広島入りした兄とは社会人でプレーしたことも共通する。
「比較されるのは仕方ない。参考になることもたくさんある」と俊太。
同じセ・リーグだけに「(兄弟で対戦する)チャンスがあれば勝ちにこだわってやりたい」と闘志を燃やす。

ドラフト3位だった兄は1年目からレギュラーに定着。今では「タナキクマル」の一角として、菊池、丸とともに広島打線を引っ張る存在だ。
今季11年ぶりのBクラス(4位)に終わり、巻き返しを図る巨人にとって新戦力の台頭は不可欠。
「即戦力と期待してもらっていると感じてやっていく」と決意を口にした。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171031-00000053-mai-base
10/31(火) 14:10配信

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