そのスポーツ紙デスクが「真の社会人NO.1」と推すのが鈴木博志(ヤマハ)。
「今はただ速い球を投げ込むだけだが、スケールが大きく伸びシロがある」

野手では、広島・田中広輔の実弟の田中俊太(日立製作所)が注目される。
「打撃フォームは兄そっくりだが、全てにおいて兄より上」(広澤氏)。都市対抗MVPの福田周平(NTT東日本)も即戦力だが、プロに進まない可能性があるという。

ドラフト指名は野球人生のゴールではない。前評判を超える活躍でプロのスタートを切れるのか、スター候補たちの真価が問われる。

以下は、広澤氏、遠山氏、スポーツ紙デスクによる、大学・社会人の注目選手の実力5段階評価だ。

◆東克樹(立命大・投手)
 スライダー、チェンジアップ、カットボールなど多彩な変化球と152キロの速球で2度のノーヒットノーランを達成。

広澤克実 ★★★☆☆
遠山奬志 ★★★★☆
スポーツ紙デスク ★★★★☆

◆馬場皐輔(仙台大・投手)
 仙台育英から仙台大に進んだ東北の星。155キロの速球に、キレのいいスプリットとスライダーを交えて通算206奪三振を記録。

広澤克実 ★★★☆☆
遠山奬志 ★★★★☆
スポーツ紙デスク ★★★★☆

◆宮台康平(東大・投手)
 法大から15年ぶりの勝ち点を挙げた東大の立役者。通算6勝の150キロ左腕が東大史上6人目のプロを目指す。

広澤克実 ★★★☆☆
遠山奬志 ★★★★☆
スポーツ紙デスク ★★★★☆

◆岩見雅紀(慶大・外野手)
 東京六大学歴代3位の通算21本塁打を放ち、今秋はリーグ新の5試合連続本塁打の記録をマークした右の和製大砲。

広澤克実 ★★★★☆
遠山奬志 ★★★☆☆
スポーツ紙デスク ★★★★☆

◆鍬原拓也(中大・投手)
 最速152キロの速球を中心に、シンカー、スライダーなど多彩な変化球とのコンビネーションを武器にする本格派右腕。

広澤克実 ★★★★☆
遠山奬志 ★★★☆☆
スポーツ紙デスク ★★★★☆