◇セ・リーグCSファイナルS第5戦 広島3―9DeNA(2017年10月24日 マツダ)

本来の打力は影を潜めたまま、今季が終わりを告げた。
CSファイナルS全5戦で得点はわずかに11。今季限りで退団する広島・石井打撃コーチは「悔しさしかない」と唇をかんだ。

前夜同様、この日も最高の形で先制した。初回、3番・丸の右前先制打など、打線がつながり2得点。
しかし後が続かない。2―3の3回1死一、三塁では一走・丸が遅れ気味にスタートを切り、一、二塁間に挟まれる間に三走・菊池が本塁を突いたが、本塁憤死。
松山も三振に倒れており、同点機は一瞬でついえた。勝負手は不発に終わった。
それでも緒方監督は「選手達は気を緩めることなくやってくれた」と淡々と話すのみだった。

チーム打率・273、736得点は12球団トップ。ともにリーグ最多の152本塁打、112盗塁と高い攻撃力で88勝を挙げた。
レギュラーシーズンでは圧倒的な力を見せつけたが、短期決戦は別物だった。
石井コーチは「選手はこの悔しさを糧にしてほしい。一回り大きくなった姿をどこかで見られたら…」と最後は笑顔で赤いユニホームを脱いだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171025-00000052-spnannex-base
10/25(水) 6:00配信

https://www.youtube.com/watch?v=ugWWc9NP2KE
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