ナ・リーグ優勝決定シリーズ(7試合制)第2戦は15日(日本時間16日)、ドジャースがカブスに4−1で勝ち、2連勝となった。
9回裏に2番ターナーがサヨナラ3点本塁打を放った。第3戦は17日(同18日)にダルビッシュ有投手(31)が先発する。

好調ドジャースを支えているのが、ポストシーズンで先発から救援に回ったドジャースの前田健太投手(29)。この日は出番はなかったが、ブルペンで準備をする姿があった。

前田は第1戦で6回途中からマウンドに上がり、わずか5球で打者3人を仕留める完璧救援。1988年以来のリーグ優勝を狙うドジャースのカギを握る存在となっている。

ただ適性が救援にあると判断された場合は大きな問題が発生する。収入が激減するのだ。
来季のレギュラーシーズンでもこの起用法が続くと、
「前田の年俸は基本給300万ドル(3億3500万円)プラス開幕ベンチ入りに与えられる
15万ドル(1680万円)だけになる」と地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」が報じている。

前田は2016年、ドジャース入りの際、健康不安を指摘され、出来高払いに比重を置いた不利な契約を結ばざるをえなかった。
基本年俸300万ドルの8年契約で、先発回数と投げたイニング数による出来高払いという屈辱的な契約だった。

それでも、1年目は32試合に先発して16勝11敗。175回2/3を投げ、出来高払いはほぼ満額に近い額を得て、計1190万ドル(13億3000万円)を確保した。
しかし、今季は序盤不調で中継ぎに回ったことで、先発は25試合、投球回数も134回1/3にとどまり、
最終的に年俸を含めて780万ドル(8億7000万円)だった。約35%の減だ。

契約には救援投手としての項目がない。同紙は「もちろん、
そうなった場合は問題を見直し解決策を探るだろう」としているが、先発に比べ、救援の評価が低いのは周知の事実だ。来季の前田の処遇が心配だ。

http://news.livedoor.com/article/detail/13760141/
2017年10月17日 17時15分 ZAKZAK(夕刊フジ)