DFB(ドイツ・サッカー連盟)は月曜日、ヘルタ・ベルリン所属の日本代表MF原口元気に対する処罰を発表。ブンデスリーガ1部におけるフライブルク戦(9節)、ハンブルガーSV戦(10節)の2試合の出場停止を言い渡した。
 
 原口は土曜日、ホームでのシャルケ04戦にスタメン出場。その44分、相手FWギド・ブルグシュタラーに足の裏を見せて飛びかかるようなタックルをお見舞いし、一発退場となった。試合は0−2でヘルタが敗れ、各メディアは最低採点を付けて黒星の主因に挙げるなど、その軽率な行為を糾弾していた。
 
 リーグ戦は2試合の出場停止ながら、それ以外の公式戦出場はOKだ。10月19日のヨーロッパリーグ(ゾーリャ・ルハンスク戦)、10月25日のDFBカップ2回戦(ケルン戦)で、汚名を返上したい。

サッカーダイジェスト10/17(火) 4:11配信 
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171017-00031204-sdigestw-socc

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■原口の“足裏タックル”を受けたシャルケFW、一発退場に同情 「不運にも彼は僕に激突した」

 ヘルタ・ベルリンの日本代表FW原口元気は、14日に行われたブンデスリーガ第8節シャルケ戦の前半44分に、相手のオーストリア代表FWギド・ブルクシュタラーにスパイクの裏を見せた危険なタックルを見舞い、一発退場となった。これで流れを失ったホームチームは0-2で敗戦したが、原口にファウルを受けた相手は「不運にも激突してしまった」と同情している。

 ハーフタイム直前に、試合を左右するワンプレーが起こった。タッチライン側の攻防でボールをロストした原口は、奪い返すために猛然とダッシュ。そしてブルクシュタラーがこぼれ球を拾い持ち出した瞬間、鋭いスライディングを繰り出した。スパイクの裏が相手の右足首に入る格好となり、シャルケFWは絶叫しながらピッチに転がる。シャルケの選手が一斉に抗議するなか、主審は原口にレッドカードを提示。原口は天を仰ぎ、ピッチを後にした。

「南ドイツ新聞」によると、ブルクシュタラーは試合後、原口に同情的だった。「不運にも、彼は僕に激突してしまった」と語り、故意のファウルではないという認識を示していたという。だが、数的不利に陥ったヘルタはその後劣勢を余儀なくされた。

 シャルケのドメニコ・テデスコ監督は「ヘルタを決定機ゼロに抑えた事実をとても幸せに感じている」と胸を張っていた。タックルを仕掛けた相手から同情された原口だが、退場したことにより敗因の一端を担うことになってしまった。今後、チームの信頼を取り戻すことができるだろうか。

フットボールZONE10/15(日) 21:01配信 
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171015-00010018-soccermzw-socc