歌手・安室奈美恵が40歳の誕生日を迎えた9月20日、自身の公式サイトで突如、引退することを公表した。引退日は2018年9月16日の日曜日という期日指定までなされていた。この一報に、蜂の巣を突いたような騒ぎに見舞われているのがテレビ界だ。
 「今回の引退情報について知っていたのは、本当に限られたごく一握りのスタッフだけ。安室に近い関係者と所属するレコード会社の幹部数人のみでした」(芸能事情通)

 最近、CDの売り上げ枚数は以前に比べて減ってはいるものの、多くの熱狂的ファンを抱え、コンサートを催せば即完売というドル箱スター。すんなりと引退が決まったわけではなかったようだ。
 「そもそも安室は以前から引退願望があった。それでも定期的にコンサートを開催することで、何とかテンションを保ってきたそうです」(音楽関係者)

 安室に劇的な変化が見られるようになったのは'15年1月頃のこと。デビュー以来23年間、所属していた事務所から独立後、雰囲気が激変してしまったという。
 「親しいスタッフに対し『40歳で引退したい』と具体的な日にちを言うようになったそうです。食事をする際やコンサートの打ち上げ時にも話すようになっていたんです」(芸能記者)

 そんな安室が、自分の変わらない意志をレコード会社幹部の前で伝えたのは、8月のことだったという。
 「安室から『引退』の2文字を聞いた時、『ああ、ついにこの日が来たな〜』と思いました。コンサートスタッフの再就職先なども、すべて手配していたようです。もう誰も引き留める者はいませんでした」(芸能関係者)

 安室が40歳引退にこだわった理由だが…。
 「ダンスが踊れなくなった、体重が落ちない、息子が成人するなど、色々な理由がある。だが、噂として元事務所との金銭のやり取りでイザコザがあったという話もあります…」(前出・芸能事情通)

 いずれにせよ今回、引退を発表してしまった安室。最後の歌姫と言われる彼女をめぐって、早くも水面下で争奪戦が展開されている。一番に名乗りを上げたのがNHKだ。
 「すでに今年の紅白歌合戦の大トリとしてオファーをしているんです。なんでも、時間は異例の20分を確約すると…。紅白史上、最高となる3億円のセット費まで提示している。出演料も日本人アーティストとして300万円という最高値になるかもしれない」(同)

 11月には『スーパーモンキーズ』時代からのヒット曲を集めたベスト盤が発売される。紅白同様、どこまで売り上げ数字を伸ばすか注目されている。

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