神戸のDF岩波拓也(23)とFW小川慶治朗(25)が今季限りで退団する可能性が4日、急浮上した。
複数の関係者によると、今年8月に指揮官やクラブ幹部らを解任したことから内部で問題発生。

現在は強化部門トップが事実上、不在で、選手らの不信感が高まっているという。
来季に向けた話し合いなどは一向に進んでおらず、生え抜きの主力ですら流出する可能性が出てきた。

9月をリーグ無敗で乗り切るなど徐々に盛り返してきた神戸に、水面下で新たな問題が発生していた。
複数の関係者によると、育成組織から育ってきた岩波と小川の2人が今季限りで退団する可能性が浮上。
その原因は指揮官らの解任に伴うクラブ内部での騒動だという。

今年8月、クラブ側はネルシーニョ監督を成績不振により解任。さらに田中健一社長や安本卓史事業本部長、安達亮強化本部長も現職を解かれた。
ただ、関係者によれば、安達氏とクラブ側は解任に伴う違約金を巡って決裂。
現時点でも違約金が支払われていないため安達氏はクラブには残留しているが、強化業務には携わっていない。事実上、強化部門トップが不在という異常事態だ。

9月末にはクラブ側から選手に強化の現状を説明したものの、来季に向けた契約の話などは進展していない。
不信感を募らせた選手複数人から退団を志願する声が出ているという。

この日、神戸市西区での練習後に対応した岩波は「(来季は)まだ何も決まっていない」と話した。
岩波自身は現行の契約が今季いっぱいで、移籍する際の違約金が発生しないため、退団を決断すれば他クラブが獲得に乗り出すことは必至。

プロ野球の楽天社長と兼務する形で立花陽三新社長の就任が予定されている中、
新体制は波乱含みの船出を強いられることになりそうだ。

10/5(木) 5:00配信 スポニチ
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神戸岩波、小川が流出危機 生え抜き主力が退団へ
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