「身内」に対する優遇は露骨だ。たとえば東京7区に出馬予定の荒木章博氏。
熊本県議の荒木氏は荒木千陽(ちはる)都民ファーストの会代表の父親である。
千陽氏の選挙区である中野区は東京7区に含まれる。いわば荒木氏は娘の地盤に降り立った落下傘候補といえるのだ。

しかも「内定リスト」の段階では荒木氏は熊本2区から出馬の予定だったが、
希望の党が強くない熊本県では比例復活当選も望めない。そこで希望の党が強い東京で、
比例復活を狙うことになった。東京7区は立憲民主党に参加した長妻昭元厚労相が圧倒的に強さを見せる選挙区。
しかし、娘の"威光"でなんとか法定得票数を確保すれば復活当選の芽は残る。

ちなみに荒木氏は、スポーツ協会会長だった1993年に女性とトラブルを起こしたことがあったようだ。
熊本地裁は1997年、荒木氏に対して300万円の賠償金を当該女性に支払う判決を下している。

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お友達のしがらみ私物化
希望の党「公認候補リスト」の残念すぎる面々「野党共闘派」が残存、「身内候補」を優遇…
http://toyokeizai.net/articles/-/191632