阪神は3日、途中加入したジェイソン・ロジャース内野手(29)が近日中に帰国すると発表した。
DeNAと戦うCSファーストS(14日〜・甲子園)に出場予定はなく、このまま退団となる見通し。
フロントは来季の助っ人について水面下でリストアップ作業を進めており、
韓国・ハンファのウィリン・ロザリオ内野手(28)を軸に、ポジションにこだわらず“打ってなんぼ”の助っ人獲得を目指す。

途中加入ながら、「パンダ」の愛称で親しまれた助っ人が、大事な短期決戦を前に日本を離れる。
すでに帰国済みのキャンベルとともに、このまま今季限りで退団濃厚となる中、球団フロントは新助っ人のリストアップ作業を進めている。
キーワードは「打ってなんぼ」−。球団幹部はこう構想を明かす。

「去年は一塁とかポジションの制約があったけど、今年に関してはとにかく打てる選手を探していくということ。
理想は外野と内野を両方守れることだけど、打撃力を最優先に考えていく」

例年はある程度、翌年の予想オーダーをもとに、弱いポジションを助っ人で補う形にしてきた。
直近2年は一、三塁のレギュラーが固定できないとの見通しから、どちらも守れるヘイグ、キャンベルを獲得してきた。
だが結果を残すことができず、1軍には定着できなかった。

来季、広島の3連覇を阻止し、05年以来の優勝を目指すには長打を打てる助っ人の補強が急務。
現在、有力候補に名前が挙がっているのが韓国・ハンファのロザリオだ。
すでに球団は春先から担当者を韓国へ派遣し、調査を進めてきた。

8月にも再度調査。
韓国プロ野球で2年連続3割30発100打点をクリアした実力を高く評価している。ハンファでは主に一塁を守る。
他にも今季限りで契約が切れる中日・ゲレーロらをリストアップしているもようで、打力を最優先に選定作業を進めていくことになる。

チーム状況を見ても、金本監督就任後の超変革路線で、複数ポジションを守れる若手選手が増えた。
今季チームトップの20本塁打を放っている中谷は一塁と外野の兼務が可能。
期待の新人・大山も安定したスローイングを武器に一、三塁、外野を守ってきた。

三塁には鳥谷が定着し、ある程度、守備位置の適性を考えずに新助っ人を獲得できる土壌ができつつある。
ポジションは内野でも外野でもいい。とにかく打線の核となれる新助っ人を、虎は追い求めていく。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171004-00000012-dal-base
10/4(水) 6:04配信

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2017年 韓国プロ野球個人成績