演歌歌手五木ひろし(69)の昭和を代表するデュエット曲「居酒屋」(作詞・阿久悠、作曲・大野克夫)が今月25日に35年ぶりに発売される。1982年10月25日に木の実ナナ(71)とのタッグで発表。今回は坂本冬美(50)と初めてペアを組んだ。

 偶然、居酒屋で隣り合った男女の粋な関係を描く名曲。「もしも きらいでなかったら 何か一杯 のんでくれ」「そうね ダブルのバーボンを 遠慮しないで いただくわ」で始まる掛け合いは今も広く親しまれる。35年前、48週にわたりチャート入りするロングヒットとなり、20万枚近くを売り上げたほか、カラオケでも人気を博した。

 「居酒屋」と同じ25日に、昭和歌謡のカバーアルバム「ENKA2〜哀歌〜」が発売される坂本が制作過程で「デュエットソングのNo・1。ぜひとも歌わせていただきたくて」と五木に相談し、これに五木も快諾、同アルバムへの収録が決まった。当初はシングル化の予定はなかったが、作詞を手がけた故阿久悠さんの没後10年にあたることもあり実現した。

 2人は大阪・新歌舞伎座で6、7月に行われた五木の座長公演でも共演するなど交流が深い。初めて坂本とデュエットした五木は「喜んでレコーディングに参加しました」と話し、「35年前と同じ日の発売。何か縁を感じます」とヒット再来の予感を口に。冬美は「これからも先輩の胸をお借りして、いろいろなことにチャレンジできたらと、勝手に思いをはせております」と話している。

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「居酒屋」で初めてデュエットを組んだ五木ひろしと坂本冬美
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