アメリカ・ネバダ州のラスベガスにある野外コンサート会場で銃乱射事件が発生し、少なくとも20人が死亡、100人以上が負傷しました。

 音楽が流れる中、自動小銃とみられる銃撃音が断続的に響きわたり、演奏が止まりました。現地時間1日夜、アメリカ・ラスベガスにあるホテル・マンダレイ・ベイリゾート・アンド・カジノ近くの野外コンサート会場で銃乱射事件が起きました。当時会場にはおよそ4万人の観客がいて、騒然となりました。

 「早く逃げなきゃと思ったけど、外に出るまで4〜5分かかった。その間ずっと銃声はしていた」(目撃者)

 地元メディアは「ホテルの高層階が光っていた」との目撃情報を伝えていて、銃撃は高層階から会場に向けられた可能性もあります。

 ロイター通信などによりますと、これまでに少なくとも20人が死亡、100人以上がけがをしました。警察は会見で、「容疑者の男1人はホテルの32階で死亡した」、「容疑者は地元の男で、一緒に行動していた女の行方を追っている」と明らかにしました。

 事件を受けて現場周辺は閉鎖されたほか、空港は旅客機の離着陸を止めています。現場は有名ホテルやカジノが立ち並ぶ目抜き通りにあります。(02日17:49)

動画ニュース10/2(月) 18:52
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20171002-00000130-jnn-int

逃げ惑う若者、散乱するペットボトル。米ラスベガスで1日、秋風を楽しむ3日間の野外音楽フェスティバルが一転、惨事と化した。犯人は隣接するホテルのバルコニーから観客を狙い撃ちしたとみられ、会場は恐怖と怒りに包まれた。

 音楽フェスは「ルート91」と呼ばれる米国で最大級のカントリー音楽の祭典。インターネットに投稿された動画によると、バンドの軽快な演奏に観客が体を揺らす中、突如「タタタタタ、タタタタタ」と乾いた銃の連射音が響いた。

 「何てことだ」。立ち見の観客は凶弾がどこから飛んでくるかも分からず、体を伏せるので精いっぱい。乱射は何度も続く。男性の叫び声と女性の悲鳴が交差する中、一部が「今だ、逃げろ」と駆けだした。

 上空を飛行するヘリコプターのごう音に包まれる中、ある男性は現場から交流サイトに投稿した動画で「(事件を起こした犯人は)狂っている」と吐き捨てるように言った。

2017年10月02日18時28分
https://www.jiji.com/sp/article?k=2017100200962&;g=int