懲役4年「井川意高」vs.懲役2年6月「ホリエモン」の獄窓対談(3)
 大王製紙の井川意高元会長(53)とホリエモンこと堀江貴文ライブドア元社長(44)が、ツライ刑務所生活について語った対談。
井川氏が収監された「喜連川(きつれがわ)」と堀江氏の「長野」とでは、所内の“顔ぶれ”がだいぶ異なるようで……。

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井川 喜連川には、初犯で懲役10年未満の受刑者が収容されていた。クスリとか、傷害致死もそこそこいました。
図書係は出資法違反や詐欺が多くて、闇金とか振り込め詐欺を起こした連中の中堅クラスがいた。
仲が良かったのは、振り込め詐欺で懲役8年半の受刑者でした。

堀江 それ、なんかいいですね。

井川 そうなんですよ、みんな頭がいいから会話が繋がる。


これからは好きなことだけをやっていく
堀江 うちは、本当に多種多様で、個性的なヤツしかいなかった。
障害者、痴呆老人……、衛生係はそのなかでも、動ける受刑者が選ばれてた。犯罪も、殺人から道交法違反までバラエティー豊か。

井川 殺人もいたんだ?

堀江 長野にはLA(初犯の長期刑受刑者)も送られてくるので、6人ほどいました。

記憶に残った受刑者
井川 うちで記憶に残っているのでは、ローソンのチケット販売子会社から115億円を流用し、特別背任で逮捕された男がいた。
衛生係だったのですが、運動が一緒になったとき、いきなり、“東京拘置所では、C棟11階の1室だったでしょ?”と話しかけてきた。
向かいの部屋にいたんだって。それから、色々教えてもらおうと思って、運動のたびに話すようになった。
その男が仮釈を貰ったときに、“出たら連絡できる?”と聞いてきたから、“いや、無理”と断った。
その後、私も刑務所から出てきて、自宅にいつも頼んでいるマッサージ師を呼んだら、
その男に託されたという携帯番号の書かれたメモを持っていた。偶然、その男にマッサージに呼ばれ、私の話になったそうです。

堀江 ピンク(性犯罪の受刑者)は大抵、刑務所ではバカにされる対象ですけど、うちではそうでもなかった。
衛生係の同僚5人のうち2人はピンクでした。僕が衛生係になったときにそのトップに就いていたのが、会社の同僚の女性を無理やりにというヤツだった。
僕より3つ年下で、妻子持ち。奥さんは面会に毎月来ていたけど、子どもには「お父さんはちょっと長期出張に行っている」と説明していたみたい。

井川 確かに、長期出張に間違いない(笑)。

堀江 でも、その後に入ってきたピンクは無茶苦茶。魚河岸で働いていたんですが、強姦魔でたぶん100件以上やっている。
仲間と女性をワゴン車に連れ込んで、輪姦したあとに山奥に裸で置き去りにしたこともあったとか、自慢げに喋っていました。
コミュニケーション能力は高いし、普段はまともなんですけどね。

http://news.livedoor.com/article/detail/13687406/
2017年10月1日 6時0分 デイリー新潮

井川 その人は懲役何年?