アーセナルは28日、クラブの経常利益を公表した。

 5月31日付で終了した前年度の税引き前利益が4億2280万ポンド(約640億円)を記録しており、4億ポンド(約600億円)を上回る収益はクラブ史上初だという。一昨年度からプレミアリーグとチャンピオンズリーグ(CL)の放映権料が5800万ポンド(約87億円)増加している。

 また、広告収入が10パーセントも増加しているが、移籍金の支出や選手への賃金支払い等は膨らんだ。その額は1億9940万ポンド(約300億円)と発表されている。

 イギリス紙『イブニング・スタンダード』によると、会長のサー・チップス・ケズウィック氏は「チームは13回目のFAカップ優勝を果たしたが、20年ぶりにプレミアリーグでトップ4に入ることはできなかった。今夏の移籍市場では、今シーズンが素晴らしくなるよう新戦力の確保に勤しんだ」と語っている。

 CEOであるイヴァン・ガジディス氏は「トップ争いをするために、競争力を上げていかなければいけない。これまでクラブをより良い方向へ導くために、数々の投資をしてきた。さらなるトップチームのスケールアップが必要不可欠だ。故に、過去3シーズンで2億300万ポンド(約307億円)の資金を移籍市場に投下している」とクラブの方針について述べた。

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