薬剤耐性(AMR)対策キャンペーンで厚生労働省×ガンダムがコラボレーション『機動戦士ガンダム』を起用した薬剤耐性(AMR )啓発用ポスター・リーフレットを作成|国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンターのプレスリリース
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〜キャッチフレーズは「AMR対策 いきまぁーす!」〜全国の病院や調剤薬局などで10月より順次掲出開始医療従事者向けに「抗微生物薬適正使用の手引き 第一版(ダイジェスト版)」も配布。

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンター 2017年9月29日 14時00分

厚生労働省と、国立国際医療研究センター病院AMR臨床リファレンスセンター(厚生労働省委託事業 以下AMRCRC)は、AMR対策キャンペーンとして、ロボットアニメの金字塔『機動戦士ガンダム』とコラボレーションし、AMR対策啓発キャンペーンポスター・リーフレットを作成いたしました。
2018年3月まで期間限定で全国144ヶ所の自治体、保健所等、医療関連の学会・団体を通じて全国の病院や調剤薬局など10月より順次掲出してまいります。一方、医療従事者の方々へはさらに、2017年6月に発表した「抗微生物薬適正使用の手引き」(ダイジェスト版)が完成。全国の医療機関・調剤薬局などへの配布をはじめAMRCRC啓発サイト(http://amr.ncgm.go.jp/medics/2-7.html )で9月30日(土)よりダウンロードができるようになりますので、あわせてお知らせいたします。
※AMRとは、病原体が変化して抗生物質・抗菌薬が効かなくなることです。

▼厚生労働省×ガンダムコラボレーションの経緯・背景
現在、抗菌薬が効きにくい「薬剤耐性」(AMR)をもった細菌が世界的に増えており、大きな問題になっています。その原因の一端に、本来、抗菌薬の効かない風邪などのウイルス性の疾患にも抗菌薬を処方する抗菌薬の不必要・不適切な使用が挙げられております。不適正な抗菌薬使用に対して何も対策が講じられなければ、2050年には全世界で年間1,000万人が薬剤耐性菌により死亡することが推定されており、国際社会でも大きな課題の一つに挙げられています。日本においても、不適正使用が一定数存在することが推測されるため、医療従事者だけでなく患者・患者家族に対して、AMRを自分事として捉えてもらい、薬剤耐性菌を出さないためできることを、積極的に啓発する必要があります。

そこで今回、「機動戦士ガンダム」とコラボレーションし、同作品の本編中の名セリフ「アムロいきまぁーす!」にかけて「AMR対策 いきまぁーす!」をキャッチコピーとし、描き下ろしイラストを使用した啓発ツールを作成しました。

「機動戦士ガンダム」は1979年の放映から今日に至るまで、アニメ・映画・漫画・ゲーム・プラモデルなど多岐にわたってコンテンツが展開されており、世代を越えて認知されています。「機動戦士ガンダム」のファンを始め、多くの国民がAMR対策である抗生物質・抗菌薬の適正使用に関心を持つことを期待して企画しました。
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