「あまりにも弱い…」中垣内日本、勝利&勝ち点なし

<バレーボール:ワールドグランドチャンピオンズ杯(グラチャンバレー):日本0−3ブラジル>◇17日◇大阪市中央体育館
 世界ランキング12位の日本は、同1位絶対王者ブラジルにたたきのめされた17−25、15−25、22−25のセットカウント0−3。
第3セットのみ、終盤まで競り合ったが、第1、2セットはブラジルの高くて強いスパイクに食らいつけず、逆に2メートル1センチのウイングスパイカー大竹壱青(中大)のスパイクもことごとくブロックのえじきになった。

 試合後の中垣内祐一監督(49)も、やや疲れた表情。「ブラジルは世界1位、苦戦するのが当然と言えば当然ですが、見せ場をつくれなかったのは残念。3セット目に、やっと腹からの声が出て、自分たちがしたいことを意思表示したが、時既に遅しでした」。

 ブラジルのセッターブルーノ、ミドルブロッカーのルーカスに日本の攻撃を封じられた。「ブルーノとルーカスに、藤井、李、山内がしたかったことを存分にやられてしまった」と振り返り、力の差をまざまざと見せつけられてことを具体的に触れた。

 今後は2メートル1センチの小野寺大志(東海大)をミドルブロッカーからウイングスパイカーにコンバートしたように、高さのあるサイドアタッカーの育成に力を注いでいく考えだ。
「今日も小野寺を入れたことで、ブラジルの意識はライトからレフトへシフトしていた。高さのある小野寺を投入した意味はあった。20年東京へ向けて高さのある選手を育て、起用していきたい」。

 今季は2018年の世界選手権への出場権獲得を最大のターゲットにしており、その目標は達成していた。それだけに、最後に強豪国と競ったグラチャンで、勝ち星どころか勝ち点すらも奪えなかったショックは大きい。
「グラチャンで勝っていたなら、大きな点数を上げられたが、フラストレーションがたまる大会となった。厳しい。20年へのチャレンジは厳しいことは分かっていたこと。挑戦し続けるしかない。アンテナを広く張りながら活動していきたい」と言った。

 来年の世界選手権について、今年就任当初からベスト8を目標にしてきた。その目標に変更はないかと質問されると、
間髪いれずに「下方修正した方がいいということですか。あまりにも弱いので」と、笑いながらコメントして会場を和ませた。
「(ベスト8が)大きなチャレンジに変わりないのはご存じのよう。それが妥当なラインと言われたらいいんですが」と、言葉を添えた。

 5戦全敗で、奪ったセットはイタリア戦の1と、イラン戦の1のみ。勝ち点もなく、世界のトップに圧倒された。
高くてパワーのある強国と真剣勝負を続けながら、少しでもレベルを上げていく努力を続けることでしか、展望は開けないことを物語る大会となった。

日刊スポーツ 2017年9月17日23時0分
https://www.nikkansports.com/sports/news/201709170000705.html

※参考までに、スポーツナビに試合後の記者会見のコメントが2ページに渡って掲載されていますが、
そこでは、中垣内監督の「下方修正した方がいいということですか。あまりにも弱いので」というコメントはカットされています。

中垣内監督「若さを露呈した大会」 グラチャンバレー ブラジル戦後の談話 - スポーツナビ
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201709170003-spnavi
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201709170003-spnavi?p=2
(前略)
 以下は、試合後の中垣内祐一監督と選手のコメント。

【中垣内祐一監督】
(中略)

(来季の世界選手権に向けて)
監督就任時に、世界選手権の目標はベスト8と言っています。選手にもそう言っています。変わりません。
少なくともまだまだ大きなチャレンジであることに変わりはないのはご存じだと思います。妥当なラインだと言えたらいいのですが。
(中略)

>>2-5あたりに続く)

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