元プロ野球選手の清原和博氏(50)がスポニチ本紙の取材に応じ、自らの大会5本塁打の記録を破った
広陵・中村へ祝福のメッセージを寄せた。22日付本紙インタビューで記録更新へのエールを送っていた
同氏は、重圧の中での2本塁打を称賛した。

 中村君、大会6本塁打と決勝進出おめでとう。本当にナイスバッティングだった。そうひと言、
声を掛けてあげたいです。

 楽しみにして、朝からテレビで観戦していました。驚きましたよ。2本とも完璧に捉えた当たり。
打った瞬間に分かるような見事なホームランだった。記録が懸かり注目される試合でも、彼らしい
普段通りのコンパクトなスイングで、一発で仕留めていった。プレッシャーは相当だと思いますが、
その中で凄いなと思いました。センター方向に打ったことも非常に価値がある。天理のバッテリーも
逃げずに勝負していったのも素晴らしかった。

 大会で3本まで打ってくるバッターはこれまでも何人かいましたから。大会5本塁打というのは、
決して届かない数字ではない。いつかは破られるのかなと思っていました。こうやって中村君が
ホームランをたくさん打って、それで僕の名前がまた出てくるというのもうれしいことです。それでも
6本塁打となるとチームが勝ち続けないとそこまで打てない。優勝を狙えるチームで、なおかつ
コンディション良く大会に入ってこないといけない。これから、なかなか破られない記録なんじゃ
ないですか。

 ここまで来たら優勝してほしいです。もちろん本塁打の記録をさらに伸ばす可能性は十分あると
思いますが、彼も優勝しか頭にないと思う。優勝するのとしないのとでは、大きな違いがあると
思います。優勝すればこの記録もより輝く。決勝戦でどんな戦いが見られるのか楽しみです。
普段通り、今日やったように戦えれば大丈夫だと思います。(談)

http://m.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/08/23/kiji/20170823s00001002172000c.html
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