放送から50周年を迎える怪奇アニメ「妖怪人間ベム」が、ギャグアニメとして復活する。
新作の「俺たちゃ妖怪人間」が、10月からTOKYO MXなど全国で放送。
おなじみのベム、ベラ、ベロの3人が登場する。

1968年にテレビ放送され、「早く人間になりたい!」のセリフで人気を誇った作品。
人間になろうとする妖怪人間の苦悩を描き、何度も再放送されては子供たちの心をつかんできた。
10月に放送50周年の節目を迎え、改めて作品に光を当てるプロジェクトが始動。
オリジナルの68年版、06年版とともに、新作「俺たちゃ…」が放送されることになった。

「俺たちゃ…」は妖怪退治のないギャグアニメ。
設定は現代で、舞台は東京・新宿の歌舞伎町にそっくりな「歌魔羅(かまら)町」。
ベム、ベラ、ベロは、ホストクラブで働いたり、コミケで同人誌を売ったりと、現代人の生活を経験しながら人間を目指す。
下品なギャグや社会風刺もたっぷりで、プロデューサーは「現代にこの3人がいたとしたら、どのような生活を送るのだろうという発想で作った」と話す。

キャラ設定は原作を踏襲しつつ、ギャグアニメという内容に沿った形に変化。
ベムはバカ真面目でむっつりスケベ、ベラは人間嫌いのドエロ姐(ねえ)さん、ベロはお調子者の金欲小僧。
声はベムを杉田智和(36)、ベラを倉科カナ(29)、ベロを須賀健太(22)が担当する。
倉科は初のアニメ声優で「声優デビューをちょっと下品で、ゆるい感じの作品にささげられ、心の奥底ではとっても光栄に思っています」と話した。

新作は50周年プロジェクトの第1弾。
今後もさまざまな企画が用意されている。

画像:「妖怪人間ベム」が放送されてから50年。ギャグアニメ「俺たちゃ妖怪人間」として復活
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