J1は中断期間が明け、29日に再開する。14位の甲府は28日、大卒ルーキーの
MF道渕諒平(23)が、知人の女性に暴力を振るったとして、暴行容疑で警視庁に
逮捕された事実を発表。J1残留へ結束を求められる中、激震が走った。

 警視庁によると、道渕容疑者は23日午後、東京・江東区の建物内で女性の顔を殴ったり、
脚を蹴ったりした疑いが持たれており、「間違いありません」と容疑を認めている。
女性と口論になったという。クラブの説明では、23日の昼頃に練習を終えて山梨県から
東京に向かった。28日現在、勾留されている。

 道渕容疑者は宮城・仙台市生まれで、明大から甲府に加入したルーキー。昨年、
総理大臣杯と関東大学1部リーグを制覇。同リーグのベストイレブンにも選ばれた。
キックの精度に定評があり、今季開幕戦のアウェー・G大阪戦(2月26日、1△1)で
後半39分から出場し、プロデビュー。リーグ戦は18試合のうち4試合に途中出場し、
無得点だった。

 クラブは山梨県内の事務所で、輿水順雄社長と佐久間悟副社長兼GMが会見。
「申し訳ありません」と頭を下げた。処分については輿水社長の名前で
「今後、事実関係のさらなる確認を行った上で、厳正に対応する方針。このような問題が
2度と起こらないよう、選手やスタッフに対する指導も徹底してまいります」と書面で
談話を発表した。

 甲府はJ1でクラブワーストタイの9戦勝ちなしで14位と苦戦。29日にアウェーで
鹿島と対戦する。反撃を期すタイミングで、思わぬ不祥事に見舞われた。

スポーツ報知
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170729-00000117-sph-socc