10日の岩手県内は盛岡、北上、江刺の3か所で気温が35度を超える猛暑日となりました。このうち花巻市では高校野球の応援をしていた生徒35人が熱中症とみられる症状を訴え、病院に運ばれました。


(リポート)
「多くの救急車が駆けつけています。奥のバスに熱中症と見られる生徒が待機しています」

 10日午後1時ごろ、花巻球場で行われた高校野球岩手大会 宮古商業対花巻北の試合中、スタンドで応援をしていた両校の生徒が相次いで頭痛やめまいなどを訴えました。

(スタンドで応援していた生徒)
「汗ダラダラというか、もうただただ日に焼けている感じがありますね。野球応援とかで長時間立っているのに慣れていなければ倒れる人がいるのかなと」

 10日の花巻市の最高気温は猛暑日一歩手前の34.6度。消防によりますと生徒たちは熱中症とみられ、宮古商業の生徒32人、花巻北高の生徒3人の合わせて35人が病院に運ばれました。全員意識はあるものの、入院が必要な生徒もいるということです。
 一方、盛岡市の県営球場でも野球応援中の高校生3人が熱中症の疑いで病院に運ばれました。こうした野球応援での搬送を含め、10日に県全体で搬送された患者数は47人に上っています。

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