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プロ野球、巨人の終身名誉監督を務める長嶋茂雄さんが4日、出身地の千葉県佐倉市の球場のリニューアル記念の試合で、始球式の打席に立ち、バットを振る姿で大勢の観客を沸かせました。
千葉県佐倉市の「長嶋茂雄記念岩名球場」は、老朽化に伴って5億4000万円をかけて全面改修工事が行われ、先月、完成したことから、4日、リニューアルを記念し、巨人対ロッテの2軍の公式戦が行われました。

試合に先立って行われた始球式では、佐倉市出身の長嶋茂雄さんが背番号3の巨人のユニフォームを着て、バッターとして打席に立ちました。バッテリーは地元の野球チームに所属する小学6年生が務め、長嶋さんが3球目と4球目にバットを振ると、訪れた大勢の観客から歓声が上がっていました。

巨人によりますと、長嶋さんが始球式で打席に立つのは平成25年に国民栄誉賞の受賞後に松井秀喜さんと対戦した際と、平成26年に球団創設80周年記念で金田正一さんと対戦して以来で、2軍の試合では異例だということです。

長嶋さんは始球式のあとは球場で試合を観戦しました。長嶋さんは始球式について、「よく球が見えなかった。高い球は打てないね」と笑顔で話しました。そして、「大勢の人が球場に来ていて、やっぱり野球はいいもんだと改めて感じた」と話していました。

始球式でピッチャーを務めた市川優斗さんは「有名な長嶋さんに投げることができて、うれしい」と話していました。

6月4日 18時13分