6/1(木) 21:51配信

 楽天の則本昂大投手が1日の本拠地巨人戦で7試合連続2桁奪三振のプロ野球新記録を
打ち立てた。8回に坂本からこの日10個目の三振を奪い、2桁奪三振に到達。
この時点で野茂英雄氏が近鉄時代の1991年に記録していた6試合連続を超えた。
この日は8回6安打12奪三振2失点と好投。チームを3-2の勝利に導き、自身6連勝で
リーグトップの7勝目をマークした。楽天はこれで5連勝となった。

 この日は2回2死満塁の場面で小林から三振を奪うと、そこから5者連続で三振斬り。
4回に村田に先制の2ランを浴びたが、その後は得点を許さず、三振を積み上げていった。
打線が6回にアマダーの2ラン、岡島のタイムリー三塁打で逆転すると、7回に2つの三振を
奪って日本記録に王手。8回先頭の坂本から10個目となる三振を奪い、野茂氏の持つ
6戦連続の日本記録を更新した。この回は圧巻の3者連続三振で、8回で12個の三振を奪った。

 9回は守護神・松井裕樹がリードを死守して勝利。お立ち台に立った則本は
「ありがとうございます」と第一声。大歓声を受け「うれしいです」と心境を語ると、
10個目の三振を奪ったシーンについて「ファンのみなさんの声援で力が湧き出て
三振が取れました。ありがとうございます」と話した。

「村田さんにホームランを打たれてすごく悔しかったですけど、そのあとコーチからも
踏ん張って辛抱強く投げてくれと言われていた」と則本。
「チームが(今季)5連勝してなかったのはわかっていた。何とか5連勝したかった」と、
自身の偉業とともにチームの勝利を喜んだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170601-00010036-fullcount-base