刺殺された女性従業員が容疑者について生前に警察に相談 ヤマト運輸配送センター2人死傷事件

神戸市のヤマト運輸の宅配センターで従業員が刃物で襲われ男女2人が死傷した事件で、逮捕された男について亡くなった女性が警察に相談していたことがわかりました。

ヤマト運輸の元従業員・筧真一容疑者(46)は午前4時半ごろ、神戸市北区でパトカーに車をぶつけた公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されました。この5分ほど前、近くの「神戸北鈴蘭台センター」では従業員が刃物で襲われる事件が起き、広野真由美さん(47)が複数箇所を刺され死亡、60代の男性が軽傷を負っています。「事件現場から150メートルほど離れたこの場所で、筧容疑者の乗る車はパトカーと衝突し、筧容疑者は逮捕されました」(記者リポート)。筧容疑者は逃走中にパトカーに衝突したとみられ、死傷事件については「解雇されて腹が立った」という趣旨の供述をしているということです。また、筧容疑者は5日、別の従業員とトラブルを起こしていて、死亡した広野さんはこのトラブルについて警察に相談していたことがわかりました。警察は仕事上の何らかのトラブルがあったとみて、今後、殺人容疑で捜査する方針です。