コロナの持続化給付金詐取容疑で逮捕 全国で初、山梨県警

コロナの持続化給付金詐取容疑で逮捕 全国で初、山梨県警
山梨県警本部が入る建物=甲府市丸の内(渡辺浩撮影)
 新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた中小事業や個人事業主を支援する国の持続化給付金をだまし取ったとして、山梨県警捜査2課は22日、詐欺の疑いで埼玉県鶴ケ島市の男子大学生(19)を逮捕した。同課によると、持続化給付金の詐取の摘発は全国で初めてという。

 逮捕容疑は、卸売業の個人事業主を営んでいるという嘘の確定申告書を税務署に提出した上で、持続化給付金の申請サイトに確定申告書や売り上げが減ったという台帳などを提出。6月11日に中小企業庁から給付金100万円を振り込ませたとしている。

 容疑を認めている。別の事件の捜査の過程で男子大学生の行為が浮上したという。捜査2課は、手口が巧妙であることから背後関係を調べている。