【今夜はどっち】邦銀インターバンクディーラーの見方

ドル円は日経平均株価がSQ決定後さらに下げ幅を拡大する中、ドル円はじり安基調となり113.43円
まで下げ、その後は113.50円付近で保ち合いが続いた。欧州勢参入後には大手通信社の記事で、
複数の日銀当局者が長期金利0パーセント以下でも構わないとの意見を背景に113.60円に戻すも
本日の高値113.66円には至らす。

本日は米経済指標が軒並み発表されるが、そのなかで11月米小売売上高、11月鉱工業生産と12月
米製造業PMI速報値が注目したい。

ドル円でオプションストライクの113.75円がNYカットで比較的大きく、本日期日を迎えるのでガンマ売り
に留意。

テクニカル的に、ドル円の目先の下値の目途は一目均衡表の基準線113.22円とし、上値は12月3日高
値113.85円や節目の114.00円を意識し、米株価と米長期金利をにらむ展開となろう。

ブレグジット関連では、トゥスク欧州連合(EU)大統領が「11月の英国離脱協定案を支持しており、英国
とは再交渉はしない」等の発言もあり、ヘッドラインニュースには要警戒となる。