>>532

取引所から、きらめきと魔術的な手サインがついに奪い盗られてしまった。
ジムやソロスが場立ちデーラーたちと危険を分かち合いながら、
証券取引所内を駆け巡り、注文成約の運命を決する。
そんなことはもうなくなった。
これからの株売買は、安全で静かで、物憂い部屋の中にいてモニタに取り囲まれて座る。
一方、何千という注文が、パソコン1台でインターネットの力によって注文が通り、約定される。
これから先に起こる金融ビッグバンは、女性や子供や一般投資家を殺す事になるだろう。
やがて、それぞれの国々は大規模で、限界のない、一度発動されたら制御不可能となるような
破壊の為の金融システムを産み出すことになる。
人類は、初めて自分たちを破産させることが出来る道具を手に入れた。
これこそが、人類の栄光と苦労の全てが最後に到達した運命である                       チャーチル