楽天の1〜9月期、純利益49%増 フィンテック事業好調

楽天が8日に発表した2018年1〜9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比49%増の1079億円だった。

楽天銀行や楽天証券などフィンテック事業が好調だった。投資事業で株式評価益が膨らんだことも寄与した。

売上高にあたる売上収益は17%増の7903億円、営業利益は11%増の1335億円だった。国内の電子商取引(EC)事業は、売上収益が順調に伸びたが、配送費用などが重荷となり利益はやや伸び悩んだ。

フィンテック事業は、クレジットカード「楽天カード」の手数料収入が伸びたが、西日本豪雨や台風など自然災害に対する保険金支払いが発生し、保険サービスでは営業損失を計上した。