【今夜はどっち】邦銀インターバンクディーラーの見方

ドル円はシリア情勢や米中貿易摩擦への懸念の後退、トランプ大統領がTPP復帰を示唆した
ことなどを背景に海外勢投機筋主導の買い戻しが続き、一時107.67円まで上昇した。週末の
リスクもあり、ドル円のポジションはスクエアとしている。本日発表の4月米ミシガン大消費者
態度指数を受けた動きには注意したいが、経済指標より地政学リスクや米中貿易摩擦など
のヘッドラインに市場は注目している。テクニカル的に下値の目処は一目均衡表雲下限の
107.16円や一目転換線106.68円とし、上値の目処は2月21日高値の107.904円や節目の
108.00を意識し、米株と米長期金利を睨む展開となろう。