「賃金上昇」を待つ植田日銀の緩和継続は正しいか、潜在成長率低下はもう限界
5/22(月) 7:46配信


 金融緩和によって低利の資金を潤沢に供給すれば、将来インフレになると人々が期待するため、消費や投資が活発化し、経済が良くなる──。アベノミクスが始まった当時、リフレ派の面々はこう主張したが、低金利が長く続いたことで、低利でしか採算の採れない投資が増加。日本の潜在成長率を押し下げることになった。植田日銀は金融緩和継続による賃金上昇に期待しているが、そこに死角はないのか。ジャーナリストの大崎明子氏が解説する。