お笑い芸人・絵本作家の西野亮廣さんが、自身のブログでこう書かれている。

《自分の人生を自分の好きなように生きることを世間は許しません。
何故、わざわざ時間と体力を割いて、自分とは関係のない他人の生き方に難癖をつけるのかが理解できませんでしたが、数年前に合点がいきました。

それは「俺も折り合いをつけたのだから、お前も折り合いをつけろよ」という”折り合いの強要”で、
つまり、「早く諦めてくれよ。自分の人生を好きに生きられることが証明されてしまうと、それを諦めた自分がバカみたいじゃないか」です。

そんな「知ったこっちゃねーよ」な都合が、批判となって、多数決で正論となって、のしかかってきているのだと。》

これこそが、この日本社会を覆う、ギスギスとした閉塞感の「正体」と言えるのではないだろうか。