業績はどうでしょうか。2019年3月期(単体)で比較してみます。関西ペイントの売上高は
1556億円、エスケー化研は824億円。経常利益は231億円と107億円、純利益は157億円と
74億円となっています。

 業績面は関西ペイントが上を行っていますが、自己資本比率を見るとエスケー化研は82・7%あり、
関西ペイントの52・7%を上回っています。

 有価証券報告書によると社員の平均年収は関西ペイントが826万6000円、エスケー化研が
574万5000円。50歳時の推定年収は906万円と644万円です。

 生涯給与はこうなります。

▽関西ペイント…3億269万円

▽エスケー化研…2億1896万円

 両社の社員がこの収入に応じた平均的な支出を続けた場合、65歳時の推定資産(貯蓄可能額)は
関西ペイントが8176万円、エスケー化研は6882万円です。85歳時は7481万円と
6350万円となります。どちらも安定した老後といえそうです。

(データ提供=Milize)