ユーロドルは7日続伸。
欧州市場では一時1.1195ドルと日通し安値を付けたものの、NY市場では底堅い展開となった。
ECBはこの日の定例理事会で、新型コロナウイルス対策として導入したパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模を6000億ユーロ増額し、1兆3500億ユーロに拡充する追加緩和策を決定。
PEPPの実施期間も少なくとも2021年6月末まで6カ月延長するとした。
ラガルドECB総裁は理事会後の会見で「ユーロ圏経済は前例のない収縮を経験している」「必要なら全ての政策措置を調整する用意」と述べ、異例の金融緩和で経済を下支えする姿勢を示した。
この結果を受けてユーロ圏景気が下支えされるとの見方からユーロ買いが優勢となり、24時過ぎに一時1.1362ドルと3月11日以来約3カ月ぶりの高値を付けた。