SNSで「和歌山で新型肺炎感染者」とデマ 知事が否定 誤映像報道のTBSも謝罪
毎日新聞2020年2月3日 20時39分(最終更新 2月4日 13時54分)
https://mainichi.jp/articles/20200203/k00/00m/040/235000c
同県の仁坂吉伸知事は3日、定例記者会見で「和歌山県では発生していない」と改めて述べ、デマを周囲に拡散させ
ないよう呼びかけた。
 これまで同県内の感染者は確認されていないが、一部のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などでは1月31日
ごろから、感染例が出たとするデマが広がった。
 さらに、2月1日夜には、TBSのテレビ番組「新・情報7daysニュースキャスター」で、感染者が確認された都道府県を地図
で示す際、誤って和歌山県も対象に入れた映像が流れた。
 TBSは同県から抗議を受け、番組ホームページに「県民、県関係者、視聴者におわびします」とする謝罪文を掲載。県は2日、
ツイッターの防災用アカウントから「報道は事実と異なる」「皆様は正しい情報の入手に努めるようお願いします」などと投稿した。
 仁坂知事は、こうした不正確な情報の拡散について「恥ずかしいことだ」と批判。実際に感染例が出た場合は情報を公開する
と強調した。