ドル円は反落。
終値は109.82円と前営業日NY終値(110.09円)と比べて27銭程度のドル安水準だった。
新型肺炎が流行する中国湖北省で報告された死者・感染者数の急増を受けて、感染拡大ペース鈍化への期待感が浮上した前日の状況から一転してリスク回避的な円買い・ドル売りが出た。
欧州時間には一時109.62円と日通し安値を付けた。
ただ、死者・感染者数の急増は集計基準の変更に伴う増加とされており、NY市場では下値の堅さが目立った。
米国株が下げ渋ったことも相場の下支え要因となり、一時109.87円付近まで戻す場面があった。
なお、米FOXニュースは「中国は新型コロナウイルス感染を少なくとも10万人過少報告している」と報じた。
ユーロ円は続落。
終値は119.06円と前営業日NY終値(119.73円)と比べて67銭程度のユーロ安水準。
ユーロ全面安になった流れに沿って一時118.88円と昨年10月11日以来約4カ月ぶりの安値を付けた。